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大学の新卒サイトを扱っている大手代理店の状況調査によると、2018年春に入社する予定のすでに6割以上の学生が、内々定を1社以上取得しているとの記事が新聞などのニュースで取り上げられています。

この状況は超売り手市場ともいえる新卒採用市場の現状を表しているとともに、経団連の倫理憲章にそって実施されている、新卒採用活動のスケジュールの調整が、本来の機能を果たしていないのでは、とも考えられる現状となっています。

本来であれば、6月1日からの面接選考の解禁であるはずなので、6月1日時点で内々定を持っていることはないはずなのですが、やはり大手企業を中心に、優秀な学生を獲得した企業側の思惑が強く、採用活動全体のスケジュールを前倒ししていると思われます。

ゴールデンウィーク前後から内々定を出し、ゴールデンウイークを超えたあたりから続々とで出している内々定ですが、学生にとってはまだまだチャンスがあるということで、就職活動をやめずに継続している学生も6割以上とされています。

学生にとっても、企業にとっても本来の学業優先とともに費用を抑えるための短期決戦型の新卒採用スケジュールの見直しでしたが、経済も上向きになりつつ人手不足が顕著になっている業界も多い企業側にとって、少しでも優秀で、少しでも多くの学生を獲得するために、どうしても他社よりも少しでおスケジュールを早めることによって優位に進めたい、という状況になっています。

ただ大量採用を求められる企業にとっては、特に不人気業界であればあるほど厳しい状況も続く現状があり、長期戦になってしまう反面、学生にもまだまだチャンスがあるといった2018の採用市場となっています。