170620

人事担当者にとって【キデンケイ】という言葉が耳に入ると、思わず反応してしまう人もおおいのではないでしょうか。

もちろんそれぞれの企業の事業内容によりますが、製造メーカーにとっては喉から手が出るほどの貴重な人材となっております。【キデンケイ】とは、大学の理系の、特に機械系・電気系の選考に進んでいる学生のことを指します。大学の理系にまとめられる学科のなかでも、特にこの二つ機械系・電気系の選考においては、製造メーカーにとっては重要な人材として人気の高い専攻となっているのです。

さらに昨今の超売り手市場においては、大学卒、大学院卒は超人気でなかなか大手でも満足いくだけの人数を採用するのは至難の業。逆に学生にとっては行きたいところに行くことができるような状態となっています。もちろん中途採用市場も同じような状況となっており、なかなか機械系・電気系の職務経験を持つ人材が、転職市場に現れることがありません。

ですから、新卒においてはインターンシップの実施や、業界研究などのさまざまな取り組みを企業も行っているものの、なかなか採用に直結することができません。自由応募枠を増やすことも、企業間競争の激化につながっているだけで、抜本的な解決には結びついていないようです。

だからといって中途採用も、市場が好調なだけにナビなどの媒体に掲載するだけでもかなりの費用が必要になるものの、転職市場に人材がいないのであれば、採用に結びつかないのが現実です。

「人がいないのだから、仕方がない」そう割り切れるのであれば問題ないのですが、この採用市場においては人材不足がどの企業でも起こっているため、何とかして採用できないものかと、模索する日々が続いているのです。

【キデンケイ】、採用担当者にとっては、気が重くなるキーワードなのかもしれませんね。