19年度 新卒の就活生が、いま取り組むべきこと3つ
3月の解禁日が過ぎて早くも半月。街をあるいていると、就活生の姿をよく見かけるようになりました。
噂では早くも内々定を出している企業があったり、はたまた今年は企業も長期戦の覚悟で、ゆっくりしているとも言われていますが、やはりその辺については、あくまでもウワサです。本当とのころはわかりませんし、企業にとっても、学生にとっても、その人それぞれの立場や目標、目的があるはずなので、隣の人と同じことをしているわけにはいきません。
ただし、学生のみなさんにとっては、本格的な就活の季節に突入したのは間違いないところ。
とはいえ今からをどのように過ごせばいいのか、不安に思っているひとも多いはずです。
1)楽観的になりすぎず、焦りすぎることもなく、足元を見ながら確実に。
「結局、余裕で内定とれるよ」「大手に簡単に入ることができた」
昨年活動をしていた、18卒の先輩方の声をよく聞く学生も多いと思います。そのためか、多くの企業採用担当者や、採用コンサルティングの方々の感想として、「今年の学生の動きは、例年以上に二極化している」と言われています。優秀な学生は、インターンシップからの継続的な活動により、内々定を持ち、下位の学生は、まだまだスタートしておらず、スタートしたとしてもゆっくりと企業を選んでいると思われます。
焦る必要はありませんが、企業は本格的な活動をスタートしているので、ぜひ、しっかりと活動をして、満足できる企業との選考に参加してみましょう。
2)業種業界に偏らないように、できるだけ幅広い活動を。
スタートしたばかりの就活だと、どうしても最初だからといって、自分のイメージしている企業・業界・業種に偏りがちです。もちろん自分が希望する会社を受験しないということにはなりませんし、後回しにして採用を締め切られているようであれば、元も子もありません。
ただし、最初から同じ業種業界ばかり受けていると、せっかく全ての会社が受け入れる体制のこの時期を、みすみす逃してしまうことになります。また、就職活動をしていると、自分に合う合わない仕事が少しずつ見えてくるもの。それなのに業界を絞りすぎていると、その認識も低くなります。
せっかくの一生に一度の新卒なのですから、広い視野で挑んでみてはいかがでしょうか。
3)ネットのナビ媒体だけでなく、イベントや合同説明会には積極的に。
これだけの売り手市場の新卒採用、例年になく企業側も危機感をもっており、また昨年もそれほど満足できる採用活動ができていない企業がほとんどです。そうなっている一つの原因が、ネットのナビ媒体に頼りすぎているから。日本の大手企業のほぼ大半が、2、3のネットのナビ媒体を中心にエントリーを募集しています。そうなると、同じ土俵で戦うその他の企業は苦戦が必至。中小企業はひとたまりもありません。そのような状況がここ数年続いてきているので、そろそろ他の手段も検討に入っている企業も多くあります。しかもそれは、特長のある、活動的で勢いのある企業ほど、その傾向が強いのです。
それが、リアルの出会いを求めて、合同説明会やイベントに参加をしているのです。ですから、学生のみなさんも、パソコンの画面で企業を探すのではなく、ぜひイベントにも参加してみてはいかがでしょうか。
以上で、3つのポイントをまとめていました。
二極化しているといわれる今、逆に気づくことができる学生にとってはチャンスなのです。うまく利用し、よりよい就活で成果をあげることを期待しています。